親知らずについて

顎がカクカク鳴る

顎関節症とは

顎関節症は顎の関節周囲に現れる痛みや障害です。これらの総称を医学的に顎関節症と呼んでいます。 主な症状は、口が開かない、顎が痛い、だるい、開きにくい、顎が鳴る顎関節の雑音などがあります。顎関節症の多くは常時痛むことは少なく、顎を動かしたときの症状が大半で、顎関節の痛み、「口が開かない」、「開けにくい」や 口をあけるとき「顎が曲がる」など顎や関節の運動障害がみられます。 原因は噛み合わせ(かみ合わせ)や歯ぎしり、くいしばりなど様々でそれぞれにあった治療方法が必要です。 

こんな症状に心当たりは ありませんか?

① 生活習慣の改善とリハビリ治療

ほほ杖や固いものやガムを咬む習慣のある方、寝ている間の歯ぎしりや日中での知らず知らずのうちに食いしばっている癖のある方に顎関節症が多く見られます。普段気づいていないこれらの負担となる習慣を控えて、顎周囲の筋マッサージや開口訓練、温める温庵法などが治療の第一選択です。

② マウスピースによる治療

マウスピースによる治療

上の歯に装着するもので、装着する目的には色々なものがあります。まずは、歯ぎしりや歯をくいしばる習慣がある人がその癖を直すために使用するというものです。また、顎の筋肉の緊張や痛みを緩和する効果もあります。また、顎の関節にある関節円盤を正常な位置に調節するために使用されます。お口が開きにくく、痛みを伴ったり、あけるときに顎がずれる症状がある人には、このマウスピース療法は非常に有効です。

③ 投薬による治療

痛みがある場合はまず痛みを取る治療が第一優先になります。 抗炎症薬の処方を行い、顎関節の炎症自体を和らげていきます。軽い顎関節症の場合、抗炎症薬によりかなり軽減していくことが少なくありません。炎症が緩和され筋の緊張が緩和されると顎関節のストレスもなくなり、投薬のみで改善するケースも多いです。

④ 噛み合わせの治療

噛み合わせが悪く顎関節症になっている方や被せ物を入れた後から顎が痛い方などは噛み合わせを整えることでよくなってきます。 どこでかみ合っているか調べたあと、左右均等に正常な位置で当たるように調整していきます。

親知らずと顎関節症

顎関節症の主な症状は顎の痛み、口が大きく開かなくなる、口を動かすときに顎がカクカクした感じがするなどです。親知らずが生えている部分と顎の関節部分には深い関係があるといわれています。顎に繋がる神経が通う部位であり、また親知らず自体が顎の骨にくっついているため抜歯の時に顎の骨を削るケースもあります。親知らずが生えてくることによって、歯並びにズレが生じて顎の動きに違和感を感じるようになることがあります。噛み合わせに狂いが出て、それが習慣化することによって顎の関節に負荷がかかり、放置しておくと口を開けるだけで顎に痛みが出たり、重症化すると口を開けることもできなくなるいわゆる顎関節症を発症するのです。また、親知らずを抜歯すると、抜歯後に炎症を起こし数日間腫れや痛みがでることがあります。この症状は抜歯後に見られる一般的な症状であり、一時的なものなので、顎関節症との因果関係はないと考えられます。しかし、この状態の時に何かしらの負担をかけることによって炎症が悪化してしまった場合に顎関節症を引き起こす可能性もあります。よって親知らずの抜歯後はとにかく安静にして顎関節に負担をかけないようにすることが大切です。きちんとケアそしていれば、予防ができる症状です。万が一発症してしまった場合は顎関節症は口腔外科での治療になります。それぞれの症状に合った処置を早急に行うことによって重症化は防げるでしょう。

親知らず・顎関節症・歯の移植・インプラントなど口腔外科専門治療を行っています ハローデンタルクリニック 06-6251-7722

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