親知らずを抜かずに残している人は、度々痛みに悩まされることが多いでしょう。特に、親知らずの歯が斜めに生えていたり、横向きに生えていたりして、完全には頭を出していない状態の時に痛みが発生する確率が高くなります。 痛みの原因は様々ですが、多いものとしては2つのパターンがあります。 まず1つ目は、歯茎が炎症を起こすというものです。親知らずが傾いたり歯ぐきに埋まっている場合は、隣の歯との間にスペースができ、汚れが溜まりやすくなります。そして、その汚れに細菌が繁殖して化膿し、歯茎が腫れて痛くなります。これを智歯(ちし)周囲炎といいます。症状が軽度の場合は、歯周ポケットから膿が排出され、それとともに症状は消えますが、いずれ再び再発します。これを繰り返した場合、だんだん炎症が拡大する場合もありますので、出来るだけ早めに診察を受けたほうが良いです。
もう1つは、虫歯で痛くなるというものです。親知らずは上記の通り、周りに汚れが溜まりやすいです。汚れが溜まるということは、虫歯にもなりやすいです。また、親知らずの向きが内向きに傾いている場合や埋まっている場合は、隣の歯を圧迫して傷つけやすく、親知らずだけではなく傷ついて弱くなった隣の歯も虫歯にかかりやすくなります。虫歯の場合も、親知らずだけでなく隣の歯も抜歯しなければならなくなるのを避けるためにも、出来るだけ早めに治療を受けるようにしましょう。
親知らずが原因で頭痛が起こる?!
人は思春期が終わりに差し掛かる頃から、親知らずが生えてくるようになります。親知らずは、ある人と、生まれつき無い人がいます。無い人はそれで構わないのですが、ある人だと親知らずによる悩みが出てくるようになります。 それは、頭痛です。 その原因は、噛み合わせの悪さです。親知らずが生えてくると、そこの歯茎が炎症を起こし、痛みを伴う場合があります。そこで、少しでも痛みを感じまいと食事の時やふとした時などに、無理な噛み合わせをしてしまうのです。そうしてしまうことで、頭痛や肩こりが引き起こされ、時にはめまいや吐き気を伴い、日常生活に支障が出てしまいます。 親知らずによる頭痛は、最初は解熱鎮痛薬などで治まることが多いです。ですが、あまり薬を飲みすぎると、効かなくなってしまいます。そうならないためにも、きちんと歯科医院に行き、治療をしてもらうことが大切になってきます。 親知らずを抜かずに痛みをとりたい場合は、歯科医院で抗生物質を処方してもらい、炎症を抑えるのが良いです。そうするだけで、ずいぶんと痛みは緩和されます。 ですが、一番良いのは原因の親知らずを抜いてもらうことです。あご骨の中を走る神経に近いところに生え、なおかつ難易度の高い手術になる場合は、専門の口腔外科で行われます。 親知らずの生え方により、手術にかかる時間と費用も違ってきます。 頭痛で日常生活に支障が出ている場合は、薬で痛みをとることよりも、歯を抜いてしまったほうが良いでしょう。そうすることで、悩みの頭痛はなくなります。
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