妊娠とメンテナンスについて

なぜ“妊娠前”からお口のメンテナンスが大事なの？

当院の予防の考え方 〜「健口美」と妊娠準備〜

当院では、「痛くなったら行く歯医者」ではなく、
“健口美（けんこうび）”を一緒に育てていく場所
でありたいと考えています。

妊娠前メンテナンスで行う主なチェックとケア

当院では、妊娠を考えている方のメンテナンスで、次のような点をしっかり確認します。

 

1. 虫歯・歯ぐきの精密チェック

• 小さな虫歯の有無
• 歯ぐきの腫れ・出血・歯周ポケット
• 歯石や磨き残しのつきやすい場所

⇒ 今しっかり治しておくべきところと、
　経過観察でよいところを分けてお伝えします。

 

2. プロによるクリーニング

• 歯石・バイオフィルムの除去
• 着色のクリーニング
• 必要に応じ使い分けてるフッ素塗布

⇒ お口の中の細菌の量をぐっと減らして、妊娠期を迎える“ベース”を整えます。

 

3. 妊娠を見据えたホームケア・生活アドバイス

• つわりで歯みがきがつらい時の工夫
• 歯みがきの回数・タイミングの考え方
• 間食・飲み物の選び方
• 妊娠が分かった後、歯医者にはいつ・どう伝えると良いか

など、**「今聞いておくと妊娠中に安心できるポイント」**を
一人ひとりの生活スタイルに合わせてお話しします。

メンテナンスのペースについて

当院では、予防を重視して
1〜3ヶ月ごとのメンテナンスをおすすめしていますが
特に妊娠を考えている方には、

• 妊娠前：状態を整えるために集中的に
• 妊娠判明〜安定期：体調と相談しながら無理のない範囲で
• 出産後：育児で忙しい中でも通いやすい間隔を一緒に相談

というように、ライフステージに合わせたペースを提案します。

将来のお子さんのお口の健康にもつながります

赤ちゃんは生まれたとき、お口の中に虫歯菌はいません。
多くは、身近な大人のお口から菌がうつって定着していきます。

ママやご家族のお口の中が

• 虫歯や歯周病が少なく
• 清潔で整っている状態
• 正しい知識と技術を持ってると、赤ちゃんの頃から歯を守れる

であることは、お子さんのむし歯リスクを下げることにもつながります。
妊娠準備の一環として「お口の環境をととのえる」ことは、ご家族みんなから赤ちゃんへのプレゼントでもあるのです。

まとめ：妊娠準備に「歯科メンテナンス」をぜひ入れてください

• 妊娠中は「治療」より「予防」が中心になる
• 歯周病やむし歯は、妊娠前に整えておくと安心
• つわりや食生活の変化にも、事前の準備で備えられる
• ママの“健口美”は、将来のお子さんのお口の健康にもつながる

当院では、
**「怖いから行きたくない歯医者」ではなく、「相談しながら一緒に整えていく場所」**でありたいと考えています。

「そろそろ妊娠を考えている」

「いつか子どもが欲しいと思っている」

そんなタイミングで、まずは一度、お口の中のチェックとメンテナンスにお越しください。
優しくお話を伺いながら、今の状態と、これからできることを一緒に考えていきます。