- HOME>
- 歯垢(プラーク)の染色&歯ブラシの選び方+磨き方+ブラッシング指導
歯垢(プラーク)の染色&歯ブラシの選び方+
磨き方+ブラッシング指導
歯垢(プラーク)の染色とは

多くの方は、自分の歯みがきのどの部分にみがき残しがあるのか、把握できていません。歯垢(プラーク)は歯と同じ白色のため、専門家でもよく観察しないと見つけるのが難しいからです。しかし、歯垢を染色することで、みがき残しがある部分を目で確認しやすくなります。ハローデンタルクリニックでは、患者さんに「歯垢の染色」をおこない、普段のブラッシングでどこがみがけていないか、みがき残しが多い部分を一目で確認していただけます。このプロセスを通じて、虫歯や歯周病の予防に効果的なブラッシング方法を習得し、日々のケアをより確実なものにします。
歯垢の染め出し液ってどんなものなのか
歯垢の染め出し液は、赤色の液体で、歯の表面に付着した歯垢を染め出すためのものです。子供の頃、学校の歯科検診で歯を赤く染められた経験がある方もいるかもしれませんが、まさにその液体です。歯垢の染め出し液は子供だけでなく、大人にも効果的に使用され、みがき残しの確認やブラッシング精度の向上に役立てられます。染め出し液を使用することで、普段歯ブラシが届いていない部分や、しっかりみがけていない場所を確認し、改善につなげることができます。
ブラッシング指導
患者さんお一人ひとりの口腔内の状態や生活習慣に応じて、適切なブラッシング方法や歯ブラシの選び方が異なります。ハローデンタルクリニックでは、患者さんのお口の状態を診察した上で、それぞれに合ったブラッシング方法や清掃用具の選び方を指導します。
歯ブラシの選び方
現在、さまざまな種類の歯ブラシが販売されていますが、どれが自分に最適なのか迷う方も多いでしょう。当クリニックでは、患者さんのお口の大きさ、歯並び、筋肉の硬さ、嘔吐反射などを考慮して、最適な歯ブラシを提案します。以下は一般的に推奨される歯ブラシの特徴です。
毛先が平らなもの
幅広い方に使いやすいとされるのは、毛先が平らな歯ブラシです。歯の表面に均等に力が加わり、みがきやすくなります。
毛の硬さが「普通」のもの
歯ブラシの毛が硬すぎると、歯と歯の隙間に届きにくくなります。一般的には「普通」の硬さのものを選ぶのが良いでしょう。歯茎に炎症がある場合は、柔らかい毛の歯ブラシを使用することも有効です。
ブラシ部分が小さいもの
ブラシ部分が大きすぎると、特に奥歯をみがきにくくなります。奥歯も含めてしっかりみがけるよう、少し小さめのブラシを選ぶことをおすすめします。
持ち手がまっすぐなもの
持ち手がまっすぐな歯ブラシは、鉛筆を持つように握りやすく、力が均等に伝わりやすいです。
歯ブラシは「1ヶ月に1回交換」が理想
何ヶ月も同じ歯ブラシを使い続けると、細菌が繁殖し、衛生的ではありません。また、毛先が開いた歯ブラシは効果的に歯垢を除去できません。歯ブラシは1ヶ月に1回のペースで交換することを心がけましょう。これにより、虫歯や歯周病の予防効果が向上します。
ブラッシングの基本
ブラッシングは、次のポイントを押さえておこなうことで、虫歯や歯周病の予防効果を高めることができます。
ハローデンタルクリニックのブラッシング指導では、デンタルフロスや歯間ブラシの正しい使い方もお教えし、患者さんお一人ひとりに合ったケア方法を提案します。
1箇所を20回以上みがく

時間をかけて丁寧にみがくことが大切です。
歯ブラシを斜めに当てる
歯と歯の間にしっかりと毛先が入るよう、やや斜めにブラシを当てます。
歯と歯茎の境目に注意
歯と歯茎の境目にしっかりとブラシを当て、汚れを除去します。
軽い力でみがく
毛先が開かない程度の軽い力でみがくことで、歯や歯茎に優しく、効果的に汚れを落とします。
小刻みに動かす
5~10mm程度の幅でブラシを左右に小刻みに動かしながら、1本1本丁寧にみがきます。
フッ素配合の歯みがき剤を使用する
フッ素配合の歯みがき剤は、歯質を強化し、再石灰化を促進する効果があります。日々のブラッシングで使用することをおすすめします。
デンタルフロスや歯間ブラシの活用
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを完全に取り除くことはできません。デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、より効果的な清掃が可能です。これらの補助用具を使うことで、虫歯や歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。